My Cat on an Airplane! もふもふ三毛猫ふたりのお役立ち情報~第1章 空の旅編~

新人猫のリルちゃん生後8か月は、千葉から先住猫ミューちゃんが住む北海道へお引越しをしました。半日がかりのバスと飛行機の旅です。
2020年7月、ちょうど新型コロナウイルス感染症のパンデミックが全国的に問題になり、世の中が混沌とした頃でした。
猫と一緒に飛行機で移動するのは大変なもの、でも、準備をきちんとすれば猫も飼い主も心穏やかに旅行できると思います。リルちゃん生後8か月の飛行機での旅、お役立ち情報を体験を交えてお伝えします。
Flying Cat! 初めてのフライト
キャスト
- 新人猫のリルちゃん(8か月 ノルウェイジャンフォレストキャット)千葉生まれ
- ママ(ブログネームは、もふもふエモちゃん)リルちゃんと一緒に単身赴任から帰ってきました。
飛行機旅行について、猫のプロ達から情報収集
生後8か月の猫との飛行機の旅、もふもふエモちゃんは知らないことばかりです。そこで、リルちゃんが生まれたブリーダーさんと、避妊手術をしてくれた獣医さんに飛行機の旅のアドバイスを聞きました。
もふもふエモちゃん:今度リルちゃんと一緒に飛行機で北海道へ帰ります。まだ生後8か月のリルちゃんが飛行機に乗るなんて、とても心配です。
ブリーダーさん:最近の飛行機は空調、温度、衛生面などの環境が整っていますので、大丈夫ですよ!!!以前は飛行機の移動はお勧めしていませんでしたが。
もふもふエモちゃん:輸送容器(クレート)のレンタルもあるようですが、借りたほうがいいですか?
ブリーダーさん:クレートを借りるよりは、リルちゃん自身のキャリーバッグのほうが、いいと思います。クレートですと、他の動物の臭いもついていて、慣れないかもしれません。それと今からキャリーバックに入る練習をしたほうがいいですね。
もふもふエモちゃん:リルちゃんが飛行機に乗る時に、注意することはありますか?
獣医さん:食事や飲水について注意したほうがいいでしょう。飛行機の中で吐いて、吐物で窒息する可能性もあります。前日の夕方から固形物は禁止、当日の0時からは飲水も禁止です。避妊手術したと同じですね。
もふもふエモちゃん:猫のプロ達のアドバイスは大変役に立ちました。本当にありがとうございました。
リルちゃんの愛用のキャリーバックはブリーダーさんから勧められた”リッチェル キャンピングキャリーダブルドア 小型犬・猫用 Mサイズ”です。ブリーダーさんからおうちに連れていくために購入しました。十分な広さ、頑丈な作り、さらに横と天井の2か所に扉があって、開閉が便利です。さっそく空の旅に役立つなんて嬉しいです。
おうちから獣医さんまでは徒歩10分くらい、その道のりでリルちゃんは必ずウンチをしてしまいます。緊張しているのかな?何度もキャリーバックのマットを汚してしまいました。そこで、小さなトレイに猫砂を入れた簡易トイレを設置しましたが、かえって片方にいたせいか、揺れが大きくなって吐いてしまいました。
飛行機会社のサイトから手続きの確認
飛行機会社のサイトで手続きを確認しました。2020年7月当時は手続きの書類だけ用意して、予約はいりませんでしたが、最近は予約が必要のようです。書類はあらかじめ記入していたほうが、当日慌てないで済むでしょう。またペットの搭乗料金も用意しておきましょう。
羽田空港から北海道へフライトの飛行機会社, JALCARGO, ANA, AIRDO, のリンクを貼りました。注意事項が細かく書いてあります。エモちゃんはサイトのページを印刷して何度も何度も読み直しました。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/dom/support/pet/
https://www.ana.co.jp/ja/jp/serviceinfo/domestic/support/pets/flow.html
https://www.airdo.jp/departure/baggage/pets/
まとめ:フライトの準備
・搭乗の予約:猫だけでなく、飼い主も忘れずに?
・必要な書類:ダウンロードしてあらかじめ記入しておきましょう!
・搭乗料金の支払い:クレジットも可能です。
・規格にあったキャリーバックの用意、またはクレートのレンタル:できれば猫ちゃん自身の頑丈なキャリーバックのほうが慣れていていいと思います。
飛行機旅行をシミュレーション ~意外な落とし穴は飛行機以外の移動~
千葉のアパートから北海道の自宅までの行程をシミュレーションしてみました。
1. アパートからリムジンバスの停留所:徒歩10分 + 待ち時間(屋外)
2. リムジンバスで羽田空港まで:バス70分(空調良好)
3. 羽田空港内の移動:徒歩5~10分(空調良好)
4. 羽田空港から北海道へのフライト:預けてから飛行機まで(一部屋外、待機時間は不明) + フライト1時間40分(空調良好)
5. 空港から自宅まで:自家用車で10分
行程を分けて考えると、問題点がわかりやすくなります。
行程4のフライトは飛行機会社にお任せになりますので、搭乗の準備をすれば、預けたあとは神に祈るだけです。しかし、猛暑や極寒の時期は、飛行機への搬入まで屋外で待機になるので、暑さや寒さの対策が必要です。
行程1, 2, 4, 5ではエモちゃんの責任は重大です。そして意外な落とし穴は飛行機以外の移動のほうでした。また、リムジンバスの予約やペットの取り扱いについて、電話で聞いたおくほうが安心です。
猫のフライトのための工夫を紹介
・トイレ対策には、ペットシートを使用
リルちゃんは、キャリーバックで外出すると、必ずウンチをします。小さなトレイに猫砂をいれて試しましたが、あえなく失敗しました。
そこで、ペットシートをキャリーバックの大きさに合わせて半分に切り、5-6枚重ねました。排泄のたびに天井扉からシートごと回収することにしました。これは大変うまくいきました。汚物用のポリ袋を用意しました。
・暑さ対策には冷えたペットボトルを使用
冷えたペットボトルはブリーダーさんからのアドバイスです。ペットボトルを冷却・冷凍凍し、タオルで包んでキャリーバックの中に入れます。ちょうどいい具合に冷えてくれるみたいです。
・静かで暗い環境つくりには風呂敷を使用
リムジンバスの中では、風呂敷などをキャリーバックに被せました。薄暗くするためです。効果はあったかな?
・猫の安心感のため、好きなおもちゃを持参
リルちゃんの好きな小さいおもちゃを一つ入れました。これも、効果はあったかな?
リルちゃんのフライト体験記
今回のお引越しはリルちゃんだけで、家財などは改めて引っ越しすることにしました。リルちゃんのフライトに集中できました。荷物は人間も猫も数日前からパッキングをして、何度も何度もチェックしました。
フライト前日の夕方に、リルちゃんの固形の餌は中止して、深夜からは飲水も中止です。避妊手術の時の獣医さんの指導と同じでしたので、普通にできました。
いよいよフライト当日になりました。余裕を持って早めに起床して、荷物の最終確認です。リルちゃんは、大人しくキャリーバックに入ってくれました。いざ出発!
アパートからバス停までゆっくり徒歩10分、7月初旬でしたので、暑さもほどほどで問題なしでした。バス停での待ち時間で1回目のウンチの取り替え、これもうまくできました。
リムジンバスの車内も混んでいなくてラッキーでした。キャリーバックをシートベルトで固定して、風呂敷もかぶせました。少しミャ―と鳴いたけれどおとなしくしてくれました。70分間のバスの旅、ウンチを2回ほど交換しました。
空港に到着して、ペット預かりカウンターまで歩くのが結構長いのです。途中でカートを見つけて、キャリーバックを置いたのですが、職員から、そのカートを使わないでください、と注意されてガッカリです。だからと言って別のカートを貸してくれるわけでなく、空港はガラスキなのに、とってもうちひしがれました。今まで順調であった分、対応の悪さに憤慨しました。
ペット預かりカウンターで、手続きをすませて、キャリーバックも問題なく、実にスムースに預けることができました。リルちゃんのことは航空会社の方に任せて、リラックスすることにしました。フライト1時間前に預けて、フライトは1時間40分でした。気圧が変化する時、リルちゃんは耳が痛くなるのかしら。あくびをしたり、鳴いたりするのかしら?とちょっと気になりました。ペット部屋のライブ映像が見れたら、どんなに嬉しいのに、と思いました。そんなことを考えて、目的地に到着しました。
目的地の空港では、ターンテーブルの荷物より早く、リルちゃんが登場です。ビニールの網でキャリーバックがぐるぐる巻きに固定されていました。ここまでくれば大丈夫、焦らないで網をほどいてもらうのを待ちました。リルちゃん、ご苦労様でした。よく頑張りました!
Flying Cat のまとめ
フライト中は、どの飛行機会社もペットの環境面を整えているので、あまり心配はいりません。余裕を持って、予約、手続き、キャリーバックなど用意しておきます。
- アドバイスを受ける:猫を飛行機で移動したことのある経験者、猫のブリーダーさん、獣医さんなどからアドバイスを受けるといいでしょう。
- 行程表を作る:シミュレーションしてみると、飛行機での移動だけでなく、バスや徒歩の移動の問題点や、待機時間がわかり、対応もしやすくなります。
- 航空会社やその他交通機関への問い合わせ:ネットだけでなく、わからないことがあったら、どんどん電話などで質問したほうがいいです。
最後に、お勧めのキャリーバックです。
”リッチェル キャンピングキャリーダブルドア 小型犬・猫用 Mサイズ”
